2023年07月21日
動脈硬化?血糖値スパイク?
聞いたことあるけどよくわからない!
実録「私の高血糖物語」
第2話〜血糖値がスパイク!編〜
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「動脈硬化と言われても…」
かかりつけ医から「糖尿病の薬に切り替える」と言われ、急に焦ってしまいましたが
今ひとつピンときていませんでした。
そのときの私は
「糖尿病は合併症を起こしやすく、重い病気になってしまう」という話を聞いたことがあるレベル。
本や雑誌などで「血糖値が高い状態が続くと動脈硬化が起こる」とか、
動脈硬化を説明している血管の断面図のイラストを見ても、
それが自分のカラダにおきているなんて実感がありません。
なぜなら、自覚症状がないから・・・。
後々知ったのですが、糖尿病は“沈黙の敵との闘い”といわれるくらい、
気がつかないまま病気が進行して、気がついたときには取り返しのつかない状態になるとても怖い病気なのです。
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「私、血糖値がスパイクしてる?」
そんなある日、テレビを見ていたとき、「血糖値スパイク」という言葉と出合いました。
番組では、おにぎりを食べたときの血糖値の変化を「血糖値スパイク」が起こる人、起こらない人で比較していました。
正常な人の場合、食事をとった後でも血糖値はあまり変化していません。
しかし、血糖値スパイクを起こしている人は、食後に血糖値が急激に上昇。
食後2時間以上たっても血糖値が高い状態が続いて、その後急降下していきました。
その血糖値の変化をグラフにすると、まるで棘(=スパイク)のように見えることから「血糖値スパイク」といわれるそうです。
血糖値の急上昇と急降下を繰り返すことで、血管を傷め続けることも説明していました。
高血糖や脂質異常の人は血糖値スパイクをおこしていることが多く、糖尿病予備軍と言われている…「まさに自分のことだ!」。
この時やっと、自分のカラダにおきていることに気がついたのです。
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「今やらなければ、手遅れになる!」
さらに番組では、血糖値スパイクがおこると糖尿病だけでなく、
心筋梗塞や脳梗塞など、さまざまな重い病気の原因にもなるといっていました。
「それって、突然死のリスクが高いってことじゃない!」
脂っこいもの、お菓子などの間食、遅い時間の晩ご飯も
“薬を飲めば、まぁ良いでしょう”と勝手に思っていました。しかし、
「そういうことではない!血糖値スパイクを起こさないためにも、
食べる時間、食べるものなど根本的に見直し学ばなければならない!」
私は決意しました。「いつやるの?今でしょ!」
そしてチャレンジしたのは、血糖値測定器「リブレ」を使った食事改善プログラム。
かかりつけ医の勧めもあり、3ヶ月間リブレを使って食後の血糖値の変化を記録することを始めたのです。
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「リブレ生活、始めました!」
リブレを初めて装着するときは、とてもドキドキしました。
細い針が、ずっと腕に刺さりっぱなし?と思っていたからです。
付けるときの「ガチャッ」という大きな音にはびっくりしましたが、痛みはありませんでした。
食事改善プログラムでは最初の14日間、いままでの食習慣を続けながらリブレで血糖値を記録することからスタート。
リブレの記録と合わせて、1日3回の食事やおやつ、飲み物などをメモしておくと数値との関係が後でわかりやすくなります。
リブレを始めたタイミングが年末だったこともあり、
年越しそばやお雑煮、さらにはおにぎりやアイスクリームでも、
“ぐんっ! ”と高い血糖値のスパイクが起こることがわかってきました。
こうしてリブレ生活を続けていくうちに、自分が食べたものと血糖値の変化が、徐々に分かるようになってきたのです。
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こうして、食事と血糖値の変化について身をもって理解し始めた論子。
次回は、いよいよ完結編です。
リブレを使った食事改善プログラムで分かった「論子の血糖値の事実」や、
血糖値コントロールのために工夫した食生活を具体的に紹介します。
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健康診断ではなかなか発見されにくい「血糖値スパイク」は
糖尿病だけでなく、狭心症や心筋梗塞など心臓の重い病気の原因にもなります。
心臓の筋肉を酸素や栄養で供給する重要な血管「冠動脈」が狭くなったり詰まってしまうことで、命の危険を伴うことがあります。
オムロン健保では男性の健康情報として「冠動脈疾患」について詳しく紹介しています。
こちらもぜひご覧ください。
男の健康シリーズ11「冠動脈疾患」 (←クリックするとリンク先が開きます)
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